所管行政の概要
近年、サイバー攻撃による政府や企業の内部システムからの情報窃取等が大きな問題となっているほか、重要インフラ等の機能を停止させることを目的とした高度な侵入・潜伏能力を備えたサイバー攻撃に対する懸念が急速に高まっています。特に、重要インフラの機能停止や破壊等を目的とした重大なサイバー攻撃は、国家を背景とした形でも日常的に行われるなど、安全保障上の大きな懸念となっています。
こうした情勢に対応するため、「国家安全保障戦略」(令和4年12月16日閣議決定)において、内閣サイバーセキュリティセンターを、サイバー安全保障分野の政策を一元的に総合調整する新たな組織に発展的に改組することとされたところ、2025(令和7)年5月のサイバー対処能力強化法等の成立も踏まえ、2025(令和7)年7月、内閣サイバーセキュリティセンターを改組し、内閣サイバー官を長とする「国家サイバー統括室(NCO※)」を設置しました。
※NCO:National Cybersecurity Office
NCOの主な所掌事務は、サイバーセキュリティ戦略本部の事務局としての役割のほか、行政各部の情報システムに対する不正な活動の監視・分析やサイバーセキュリティの確保に関し必要な助言、情報の提供その他の援助、監査等を行うとともに、サイバーセキュリティの確保に関する総合調整役を担っています。
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