サイバーセキュリティ月間

2019年2月8日(金) 

「デマ」全盛時代、筋トレの様に挑む

 セキュリティインコ
 piyokango

 
 
   
   このコラムをご覧の皆様、これまでに嘘やデマに遭遇したことはありますか?そして一瞬でもそれを事実と思ってしまったことはありませんか?私も日々多くの情報におぼれる中で間違った情報に触れ、誤認してしまったことが何度もあります。
 
   2015年にも「ひとこと言いたい」でコラムを書きました。インターネットに散らばる情報をピースに見立て、ジグソーパズルのように完成させていく楽しさを紹介したものです。当時書いた思いは3年以上経った今も変わっていませんが、最近はパズルの組み立て方に潜む危険性も感じるようになりました。今回はそこに触れたいと思います。
 
   つなげて見えるセキュリティの姿(2015年に書いたコラム)
  https://www.nisc.go.jp/security-site/month/h26/columu/20150203_01.html
 
   インターネットやSNSが社会で広く利用されるようになり、誰もが多くの情報に触れ、そしてたった一人の発信する情報が世の中を動かすことも増えてきました。一方で、一部のまとめサイトやトレンドブログなどと呼ばれる媒体を通じ、誤った情報が身近にまで広まっていたことが明らかになり、社会を大きく驚かせたこともありました。
 
   フェイクニュースとも呼ばれる様になった嘘、デマは残酷な事件も起こしています。20188月にメキシコの小さな町で起きた集団リンチ事件は真偽を確認しなかった群衆によるものでした。SNSを通じて拡散された「子供の誘拐犯だ」というデマは多くの人々に信じられ、その結果無関係の人が暴行を受け、火をつけられ殺されるというとても惨いものでした。
 
   この悲しい事件は極端な話でしょうか。私はそう思いません。日本国内でも「炎上」と称して行われるインターネット上のリンチ事例は毎日のようにSNSをにぎわせています。2017年には東名高速事故の被疑者(当時)の勤務先という情報を信じた人々により、無関係の会社に日々中傷や業務妨害といった深刻な被害が起きました。インターネット掲示板に書かれた怪情報が、いつしかニュースとして扱われ、事実のように取り上げられ、そして多くの人の目に触れることになったためです。
 
   このような嘘、デマにどう接していくかは悩ましいもので、「常々疑ってかかろう」と疲れてしまいそうな模範解答も少なくありません。私も出来る限り検証する姿勢を意識してはいますが、その時々のコンディションに左右されることもあります。おすすめしたいのは朝晩の空いた時間にTVでも、新聞でもネットメディアでもいいので毎日世の中の動向に自らすすんで触れ続けることです。何か起きたら、何かやりながら、誰かにすすめられたら、こういった受け身一辺倒にならないよう注意しつつ、筋トレの様に少しずつでも日々こなしていくことで自然に判断力が養われていく(筋肉がつく)ようになるでしょう。まずは続けること、そしてその環境を作ることが大切だと思います。
 
   筋肉は裏切らない。
 
   piyolog
  https://piyolog.hatenadiary.jp

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