サイバーセキュリティ月間

2020年2月25日(火) 

サイバーセキュリティ教育をいつから始めますか?

 佐世保工業高等専門学校校長
 東田 賢ニ

 

 
   保護者のみなさん、お子さんにスマホを渡したあと、そのままにしていませんか?お子さんに安全で正しいスマホの使い方を教えていますか?
 
   世の中はさまざまなものがコンピュータで管理され、ネットワークで繋がる、そのようなデジタル社会へと急速に発展していく中で、産業構造も急激に変化しています。このような時代では、サイバーセキュリティ・インシデントが多々発生し、個人や企業の利益、あるいは日本経済にも打撃を与えうるという考えで、早急な対策が必要とされています。その背景をもとに、サイバーセキュリティに強い人材が社会から求められています。
 
   また、2020年度から小学生のプログラミング教育が始まり、国としてもデジタル社会に対応できる人材を育てようとしています。
   ところが、デジタル社会ではこれまでにない脅威も多く含んでおり、プログラミング教育などの教育機関での取組だけでは足りないことがあります。
 
   インターネット上では、世界中の誰とでもつながることができるので、どこにいてもサイバー犯罪の被害に合う可能性があります。したがって、SNSなど身近なコミュニケーションツールでも、ちょっと使い方を誤れば犯罪に巻き込まれたり、インターネットで偽のサイトに誘導され、高額な金額を要求されたりすることもあります。
   このようなサイバー犯罪から身を守るためには何が必要でしょうか。
   それは、「情報リテラシー教育」です。
   ここでいう情報リテラシーは「デジタル社会を生き抜くために必要な、情報を活用する能力」のことです。
 
   国立高等専門学校機構(高専機構)では、「サイバーセキュリティ人材育成事業(K-SEC)」と名付けたプロジェクトを通じて、全国の高専で若年層を中心とした様々な視点から情報リテラシー教育・サイバーセキュリティ教育を考え、取組を進めています。事例の一つとして、佐世保高専を含む九州沖縄地区の各高専において、小学生~高校生を対象とした「サイバーセキュリティボランティア」を、学生が主体となって実施しています。学生自ら児童・生徒にもわかりやすい情報リテラシーの授業内容を考え、依頼先の学校に出向いて授業を行っています。受講した生徒や先生方からは、「年齢が近い学生に説明された方が、リアリティに富み、分かりやすい」「セキュリティの知識や意識が向上した」などのコメントが寄せられ、大きな教育効果があることを実感しております。
 
   保護者のみなさん、サイバーセキュリティ月間をきっかけに、お子さんとネットに関して、話してみませんか?この急速なデジタル社会の波に対応できうるサイバーセキュリティ人材を育成していきませんか?
 

※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。







 

 

 

  

 

 
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