サイバーセキュリティ月間

2018年2月20日(火) 

情報の信頼性

 ナビプラス株式会社
 CISO  片山 昌樹

 

 
 皆さんの周りには、様々な情報が飛び交っているでしょう。その情報について、信頼性や信憑性について、不安を感じたことはないでしょうか。
 皆さんが知っている情報は何から得られていますか?○○大学のA教授の話した内容ですか?それとも、○○TVの××という番組が取り上げられた内容ですか?
 
 これらの情報は、「元をただせば番組の中で話をしている○○大学のA教授が話をしている。だから、これを知ってもらおう」と、番組が用意している情報です。
 この情報、○○大学のA教授だけが、その情報を発信している場合、その情報の正しさや、信頼性をどの様に捉えるかが重要です。
 
 特に医学情報の場合、「特定の人物や組織だけが知っている」情報は、少し穿った見方をするべきでしょう。本来の情報は、複数の場所から得られ、かつ、その内容がいずれも「ほぼ」同じ内容を示している場合、信頼度が上がると言われています。しかしながら、その情報が一方方向からしか情報が得られない場合、情報の発信が、偏っている可能性があります。
  例えば、○○食品の××という食べ物を食べると、癌が治る 的なものです。
本当に、それが真実であれば、それを示した学会論文が発表されて然るべきですし、当然それを新聞やマスコミが大量に報道するはずです。もし、このような報道や学会発表がないのであれば、効能について少し疑った方が良いでしょう。
 
 では、取得する情報の信頼性を得るにはどの様にすれば良いでしょうか?
 先ほど書いたように、情報を得るポイントを複数持つことが重要です。
 でも、Aさんの話す内容を、拡張するBさんやCさんの存在は意味がありません。それらは、あくまでもAさんの内容であり、それ以外の情報は含まれていません。
 
 周りにそれらの情報が無いか、確認する必要があります。しかし、ネットの情報は、1つの事が瞬く間に拡散する傾向にあります。この場合、拡散している情報から、発信源を特定することは非常に困難です。ネットだけに限らず、マスコミやその情報について、古くから研究している様な企業、研究所などに問い合わせる。という方法もあります。
 
 情報を取り扱う際、その情報そのものに飛びつくのではなく、その情報を取り扱っている(話している)人たちにも、目を向けてください。拡散している情報に偏りは無いのか。そして、ひとつの事象について、確証的な情報を出すこと無く、それが真実であるかのような話し方をしていないか。
 情報を正しく取り扱うためにも、情報の信頼性について、もう少し考えてみませんか?
 

※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。







 

 

 

 
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