サイバーセキュリティ月間

2017年2月3日(金)

「鍵」について考えてみませんか?

 大分県立芸術文化短期大学
 非常勤講師 七條 麻衣子

 
 数年前、ある中学生が他人のゲームアカウントに無断でログインしたという理由で書類送検されるという事件がありました。その中学生は「相手のアイテムがうらやましかった」と供述したとのことでした。偶然同じ時期に、同じ地域の小学生から「友達が私のブログを勝手に書き換えた。プロフィールに使っていたアバターも変な顔にされた」という相談を受けました。詳しく聞いてみると、友達とブログのパスワードを共有していたということで、文章の書き換え等は不適切な行為ではあるものの、不正アクセスには該当しないというものでした。同じ地域での出来事ということで少々気になり、その校区の先生方に確認したところ、子どもたちの間で「友達のパスワード当てっこゲーム」が流行っているということがわかり、衝撃を受けました。
 
 その後、学校現場での情報モラル教育も進み、筆者も色々な学校から講演依頼を受け、情報の取り扱いについて話をしてきました。講演の準備をする際には「Yahoo!リアルタイム検索」などを用いて情報収集をしていますが、ある日、「乗っ取り」というキーワードで検索をした時、久しぶりに強い衝撃を受けました。


「◯◯ちゃんのツイッター乗っ取れた!!」
「今これを書いてるのは△△ちゃんではありませーん!△△ちゃん見てるかな?いえーい!」
「私のツイッター、乗っ取ってみる人!」


( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)何これ怖い
 
 プロフィールやTweetの内容から、こういった投稿は中高生が多いように思われるのですが、パスワードの管理ってどうなってるんだろうと心配になりました。
 
 また、「鍵 拾った」というキーワードでTwitterを検索してみると、以下のような投稿を見かけることがあります。


「◯◯駅でこんな鍵(写真)を拾いました!本人まで届け! #拡散希望」


 
 投稿した本人や拡散をしている人達は善意からの行動だと思われますが、ここに危険は存在しないのでしょうか。
 先日、女性の自宅に合鍵で侵入したとして男性が逮捕される事件がありましたが、容疑者は、被害者宅の鍵の「鍵番号」を書き写し、インターネットで合鍵を注文したとのことでした。この事件では管理人を装って鍵を確認したとのことですが、ネットに投稿された画像から、このような事件に発展する恐れもあります。
 
 インターネットでの鍵(パスワード)、自宅に入るための鍵。どちらも、私たちの財産や安全を守るための大事な道具です。サイバーセキュリティ月間のこの時期に、子どもたちと一緒に「鍵」を守ることの意味や、防犯に対する意識を共有するということを考えてみてはいかがでしょうか。
 

※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。







 

 

  

 
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