サイバーセキュリティ月間

2015年3月17日
 

あなたの同意した「利用規約」

 

子供とネットを考える会 代表
山口 あゆみ

 

 もし、心を込めて描いたイラストや小説が、自分の知らない場所で著作者の表記をされることもなく利用されていたらどうしますか?

 もし、自撮りしたベストショットが、想像もつかない場所で利用されていたらどうしますか?

 勿論、イラストも小説も、自撮り写真も公開することなく手元に置いているだけなら他者に利用されることはないでしょう。
 でも、それらのデータをネット上に投稿したとき、他者に利用される可能性は皆無ではなくなります。 では、他者に利用されることの全てが問題なのでしょうか?

 私たちが、サービスを利用するときには、そのサービスの提供者が提示している「利用規約」に書かれた内容に「同意」するという「契約」を交わしているのです。

 しかしながら、多くのサービス利用者に「利用規約」を読んだことがあるかを尋ねると、残念ながら難しすぎて何が書いてあるのかわからないという答えや、そもそも読んだことがないという回答が返ってくるのが現状です。
 そして、「利用規約」を読まなかったとしても、サービスを利用している時点で利用者はその「利用規約」に「同意」をしたことになるのです。

 「利用規約」には、サービス提供者の権利だけでなく問題発生時に負うべき義務の範囲や、利用者に対する免責や禁止事項などが具体的に定められています。
 例えば、データを損失したとき。復旧の義務があるのか、賠償をどうするのかといった具合に。

 さて、「利用規約」の中に、こんな一文があったらどうでしょう?

 『投稿された情報・写真等のデータについて、無償で利用(複製、複写、改変、第三者への再許諾その他のあらゆる利用を含む)する権利を許諾する』

 これは、あなたがサービス提供者に大切なイラストや小説や写真をどのように利用してもよいと許諾したに他ならないのです。

 そんなことが書かれているなんて知らなかった。
 その一言で済むのでしょうか?

 良心的なサービス提供者であれば、利用に際して確認を取ってくれるかもしれませんが、そうであるとは限らないのです。

 サービスを利用する前に、難しい言葉ばかりかもしれませんが「利用規約」に一通り目を通す。
 そんな癖をつけていきたいですね。
 
 
※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。
 






 

 

 

 
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