サイバーセキュリティ月間

2015年2月20日
 

親から始める子供の情報セキュリティ

 

クラスメソッド株式会社
札幌オフィスエリアマネージャ
佐々木 大輔

 

近年、スマートフォンの普及に伴って、ソーシャルメディア利用層の低年齢化が進んでいます。小・中学生が親に与えられたスマートフォンからソーシャルメディアを利用する姿も珍しいものでは無くなってきました。我が家の中学生の長女はタブレット端末でLINEを使っていて、たわいもない会話から明日の時間割、待ち合わせ時間に至るまで、友達とのコミュニケーションツールとして活用しています。パパも友だちとして登録してもらいました。親である自分自身ソーシャルメディアの利便性をよく享受していますし、自分が学生だったらやはり同じように活用したでしょう。

しかし、近年ソーシャルメディア上での低年齢層のトラブルが社会問題化しているのも事実です。依存症、誹謗中傷、炎上、いじめ...そして自身がソーシャルメディアを利用していない親ほどトラブルのイメージだけが先行してしまい、「ソーシャルメディアは危ないからやめなさい」と注意をするものの、その「危なさ」についてきちんと理解できていないことが多いように感じます。

話は変わりますが、私はとあるサッカー少年団で指導を行っています。その中で身に染みて思うのは「子供も大人と同じように、自分が納得できたことしか理解しない」ということです。パスやドリブルなどの基礎練習も、毎日ただ繰り返すだけだと子供達はすぐ飽きてしまいます。しかし「なぜ基礎練習をするのか、何が上手くなるのか、しないとどうなるのか」をきちんと伝えることで、子供達はその必要性を認識し意識して練習するようになります。戦術も指導者が「こう動け」と指示するだけでは身につきません。「こういう理由があるから、こう動くと良い」と、きちんと理由まで説明してやることが、子供達が自分たちで考え、身に付けるきっかけになります。

前述のソーシャルメディアだけでなく、全ての情報セキュリティ教育についても同様だと私は思います。ただ「危なそうだから」「トラブルが多いとよく聞くから」と頭ごなしに危険を訴えても子供達は理解しません。親がしっかりとそのメリットとデメリット、リターンとリスクを認識し、「何が危険なのか」「なぜ危険なのか」「どうすると危険じゃないのか」を子供達に伝えないと伝わりません。

親自身が学習し、時間を割いて、子供達としっかりと会話すること。そのコストを親が負担することが、子供の安全と成長に繋がります。
 
※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。
 






 

 

 

 
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