サイバーセキュリティ月間

2015年2月17日
 

あなたは騙されない?

 

ヤフー株式会社 社長室リスクマネジメント室
プリンシパル
高 元伸

 

インターネットにおける犯罪手口は高度な技術をもって行なわれるものだけではありません。
セキュリティ技術を駆使して華麗にというより、脆弱性や使用上のミスを突いてくる方が多いものです。人間の心理的な隙や行動のミスにつけ込んでだまし取る詐欺的なものも多いのです。

例えば、日常的に以下についてご自身を振り返ってどのような行動をとられているでしょう。

気になった刺激的な動画は、すぐにクリックして見る。
クーポン付きのアンケートはお得なので必ず答える。
友達から勧められた占いアプリはダウンロードして必ずやって見る。
インターネットの知識は十分に持っているので新しいサイトでの製品でも判断できる。

心当たりのある方は要注意です。怪しいサイトに誘導されたり、登録したメールアカウントが悪用されたり、ダウンロードしたアプリにマルウエアが潜んでいたりするかもしれません。
この他にもSNSで友人からプリペイドカード購入依頼や、有名人を名乗るアカウントからのメッセージなど、思いも寄らぬ『ちょっと』したココロの隙を突いてくることもあります。

多くの方が『自分は騙されない』と過信するかもしれません。興味や知っている人の判断を優先し、深く考えることなく先に行動してしまうかもしれません。落ち着いて考えれば怪しいとわかるものでも、派手な画像やデザインによって直感的に反応させたり、和ませるコンテンツにより悪意があろうはずも無いと疑いを麻痺させる手口が使われたりすることもあります。

攻撃者は隙を狙ってくるだけでなく、あなたを隙に誘導してくるのです。無作為に仕掛ける単純な方法だけではなく、ターゲット集団の特性に応じて、より興味を引きやすい手法を興味に合わせて選択してくるように、巧妙になってきています。

安全を過信することなく、過剰に恐れることなく、常に自然体で冷静に考える余裕を持ちましょう。少しでも違和感を覚えたら、いったん手を止めて内容を確認してみることです。また、犯罪事例を多く知ることで、あやしい事象への感度が高まると共に、いざ自分の身に降りかかった場合でも、対処の方法を理解し、冷静に対応することの助けとなります。

見慣れないサイトでの情報の入力やアプリケーションの起動、ダウンロードを行う場合は、ひと呼吸おいて不審な点がないかを意識してみましょう。また、日頃からセキュリティニュースや防犯事例のサイトでさまざまな手口を認識することで、攻撃されにくいユーザーとして安全で快適に利用しましょう。
 
※記載内容は執筆者の知見を披露されているものであり、著作権は本人に帰属します。
 






 

 

 

 
NISC SNS一覧 
セキュリティ情報
Twitter
 活動情報
Twitter
Facebook

LINE
※ SNS運用ポリシーはこちら


 
NISCサイバーセキュリティ意識啓発動画ポータルへ 
ご注意 上記リンクをクリックすると別サイトに移動します。