TOP | 2016年度 | 国際版!サイバーセキュリティ ひとこと言いたい! | (インドネシア)安心・安全なインターネットの利用

安心・安全なインターネットの利用
Ministry of Communication and Information Technology of Indonesia
Deputy Director of Information Security Culture
Ms. Intan Rahayu and Ms. Inne Ria Abidin
 
The Association of Internet Service Providers in Indonesia(APJII)は、2016年におけるインドネシアのインターネットユーザが、インドネシア人口の約40%に達したと発表しました。これは、世界的なネットワークに接続したインドネシア人が1億人以上いることを意味します。
 
インターネットは、世界中の人々が集い、それぞれの情報を共有する開放されたサイバー空間です。インターネット技術により、人々はどこにいても繋がるようになりました。現実の世界では、地域の境界は実在し、厳しく監視されています。誰かが国境を越えようとした場合、その者は当該国に入国するために公的な書類を複数提示する必要があります。インターネットではこのルールが適用されません。一度接続してしまえば、公的文書を示すことなく他国に「入国」できてしまいます。この点では、サイバー空間はより脆弱かつ危険な場所になります。
 
実世界では犯罪者を見ることができますが、サイバー犯罪者は見えません。このため、人々はセキュリティの脅威を過小評価してしまいがちです。その結果、サイバー空間の群衆が、自宅の住所や間取り、家族の活動、現在位置等の個人的な情報(領域)を閲覧できてしまいます。これらの活動が、インターネットユーザを危険に晒しています。残念ながら、これは自分の意思で、自分の安全を犠牲にして行われています。したがって、サイバーセキュリティの意識向上キャンペーンは根気強く続ける必要があります。
 
完全なセキュリティシステムを導入することが理想的です。しかし、インターネットユーザを完全に保護できる攻略不可能なエンジンはまだ作られていません。危険を回避するためには、最大限の努力を行うしかありません。
 
まず初めに、可能性がある脅威を示してユーザを教育する必要があります。百聞は一見に如かずという格言が示す通り、ネットワークの反対側にどのような危険が待ち受けているかをユーザに知らせる必要があります。見守られていない状況で、自らの懸念や自己防衛の意思を呼び覚ますためにも意識を向上させることが重要です。また、最も高いリスクはその人自身にあるため、意識は内部から向上させる必要があります。
 
二つ目は、ユーザに対して、携帯電話、コンピュータ、ハードディスク等の自己保有デバイスに対してアクセス制限をかけるよう促すことです。この中には、自分のデバイスに触れたりアクセスしたりできる人間を制限することが含まれます。少ない方が理想的です。
 
三つ目は、コンピュータに最新バージョンのウイルス対策ツールをインストールして、ファイアウォールを有効に設定させます。また、これらのソフトウェアを最新の状態に保ち、ファイアウォールも適切に設定するようリマインドします。
 
四つ目は、公共ネットワークにアクセスする際は、常に安全レーダーを「オン」にするようユーザに促すことです。特定のネットワークへの接続を促す怪しげな未知の誘いには注意するようリマインドします。時には、信頼できないシステムに接続するよりも、しばらくの間は接続しない方がいい場合もあります。
 
五つ目は、詐欺やランサムウェアを回避するために、メールソフトでスパムフィルタを有効に設定するようユーザに促すことです。メールを選択して開くことで、自動起動型マルウェアやその他のセキュリティ脅威から身を守ることができます。
 
最後に大切なこととして、ネットワークを通じて金融取引を行う場合は、プライベートなチャンネルを通じて行うようユーザにリマインドします。この手法により、金融情報を保護できるだけでなく、カード詐欺や金銭的損失も回避できる可能性があります。
 
サイバーセキュリティ意識向上キャンペーンを継続して促進することで、インターネットユーザは脅威や損害について理解できることが期待されます。サイバーセキュリティは、ユーザの賢さの問題ではなく、彼らが気にするかどうかの問題です。我々の安全は、我々自身の責任です。
 
 

 
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